表千家同門会島根県支部設立50周年記念事業へ
H29年2月11日(土)に表千家同門会支部設立五十周年記念事業へさくら会の研修会として行ってきました。
当日は出雲地方でも年に数回あるかないかの大雪
さくら会の皆さんと、いい勉強の機会だと参加させて頂きました。
午前中は表千家青年部によるチャリティ茶会でした。出雲屋敷での薄茶席と研修室でのぜんざい席。
日頃、他流のお点前を拝見することはあっても、それを青年部の方がされるとなると、同じ青年部として活動しているさくら会メンバー!!
事のほか身の引き締まる思いでお席へ入らせて頂きました。
お道具もさることながら、お詰めの方の丁寧な言葉使いと、客への配慮・・・。
同じ青年部としてとても感銘を受けたのでした。
午後からは熊倉功夫先生の「利休のことば」という講演を拝聴致しました。
・もてなしとはなにか
・余計なものはいっさいいらない
・当たり前のことをするのが難しい
今できることをする
・自分の能力を知る
・こころと身体のきよめ
・話題にしてはいけないこと
・新しい価値の発見
・一生に一度の出会いのつもりで
・常識を破ること
・利休は茶の湯の守神になったか
・最後の言葉
とりわけ印象に残ったのが 「今できることをする」
物事に思慮せず、ただ指当たる風情にて、茶をせよ。
【現代語訳】 あれこれ考えずに、さし当たってしてみるという気分でお茶をしなさい。
人はとかく、出来ない理由を並べたがるものです。自分も同じです。ですが熊倉先生の仰った
「今日、こんにち、只今がお茶である」 (← 今日庵の由来とのこと)
そうだな・・・。出来ることからやっていこうと改めて思った、とても良い講演会でした。